高度プロフェッショナル制度とは

  • 仕事・法律

「高度プロフェッショナル制度」(高プロ)とう言葉が最近またニュースのトピックで目にするようになりました。

高プロとは、収入が一般平均の約3倍の労働者(年収1075万円以上)で、高度の専門的知識等を必要とし、従事した時間と従事して得た成果との関連性が高くないと認められる業務(コンサルティング、開発研究職、金融商開発など)に従事される方が対象とされるといわれています。

労働時間ではなくあくまで成果によって判断されますので、36協定の対象外で勤務時間や休日休暇等は一切無関係となり、休日、深夜等の残業代が支払われる「裁量労働制」とは違い完全固定給制となる制度です。「定額働かせ放題」と言われる所以ですね。

成果を上げれば勤務時間に縛られず休日も自由に決められますのでワークライフバランスの実現が可能と謳われていますが、対象業種も曖昧なままで多くの働く人たちにとっては非常に危ない制度と思われます。

年収が1075万円だから無関係と思っておられる方も多いかと思いますが、今から10年ほど前、2007年前後「ホワイトカラーエグゼンプション」という名称で同様の法案が審議されていた際は、対象年収が900万とも800万とも、また経団連では年収400万円以上ににすべしとの提言もありましたので、法律の改定次第で、対象年収が下がり、最終的に全ての労働者が残業代ゼロで働くことになってしまう可能性も考慮しないといけないでしょう。

最近でも在京キー局の社員が過労死していたとのニュースがありましたが、立場の弱い労働者が過重労働の犠牲者とならないような仕組み作りが真剣に議論されないといけないと思います。




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